ボールなどに正確に量ったお米を入れ、勢いよくその中へ水を
注ぎ込み、全て
のお米が水に浸かるように軽くかき混ぜてながら2回すすぎます(約10秒程度
で…)
※すすぎ水
研ぐ前に一度お米をすすぐのは、お米の表面に付いている糠やゴミ・ホコリを取
り除くためです。
しかし、お米は水を感じると直ぐに水を吸い込もうとしますので、この一番最初の
「すすぎ水」をゆっくりと行っていると、糠やゴミ・ホコリを含んでいる「汚れた水」
を、お米が吸い込んでしまいます。一度吸い込んだ水は、お米の芯まで吸収され
二度と取り除くことは決して出来ません。
すすぎが終わり、水を捨てたまま状態になっているお米を、ソフトボールを握った
ような形に指を広げて、お米を泡立て器でかき回すように、一定のリズムとス
ピードでお米同士こすり合わせて、摩擦でお米の表面を研磨するようなイメージ
で、シッカシッカと音を立てながら、数回~50回くらい研ぐと、研ぎ汁がボールの
下に溜まってきます。
ボールの下に溜まった研ぎ汁を取り除くために、すばやくボールにタップリと水
を注ぎ込み、軽くかき混ぜるようにして研ぎ汁を薄めてから2回洗い流します。
※乳白色の水
お米を研いでいると、必ず乳白色の研ぎ汁が出てきますが、これは酸化したお米
の表面が剥ぎ取られたり、デンプンなどが水に溶け出たためです。
再び(2)と(3)を繰り返します。
水が完全に透き通らなくても大丈夫ですが、まだ濃い濁り水が出るようで気にな
るようでしたら、もう一回だけ(2)と(3)を繰り返します(全行程で3分程度が目安
です)。
※研ぐ回数
精米技術がかなり進んでいますので、通常のお米なら1~2回、”研いですすい
で”を繰り返せば綺麗になっています。
しかし、精米してから時間がたっているお米や、見るからに表面が白く粉が吹い
ている様になっていたらさらに1~2回多めに研いでください。
研いだあとはザル上げをせずに、炊飯器のお釜へ移して、最低1時間(理想は
2時間)は浸水させてください。